交番で金銭を援助してもらうには、正当な理由が必要です。
「遊びたい」「飲み会のお金がない」など、自分勝手な理由では借りられません。
気軽に交番へ行っても、援助を断られる可能性があります。
この記事では、交番でお金を借りる条件や具体的な借り方を紹介。
万が一に備え、交番で助けてもらう知識を身につけたい人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
交番で借りるお金は公衆接遇弁償費として扱われる
交番で金銭を援助してもらう際は、公衆接遇弁償費が適用されます。
公衆接遇弁償費とは、財布を落とす、盗難に遭うなどの緊急性がある状況で融資してもらえる制度です。
家に帰る電車賃がない人や、事故に遭った人を救済する費用も援助してもらえます。
生活費のサポートや娯楽目的では融資不可です。
行政機関から金銭を融資してもらう形式であり、警察官からはお金を借りません。
例えば、以下の条件なら交番でお金を借りられる可能性があります。
店で食事をしていたら、気付かないうちに置き引きされ、財布が盗まれた。
食事代は先払いだったので問題ないが、財布や定期券が盗まれたので家に帰る交通費がない。
逆に、以下のような理由では相談しても断られます。
友達と遊びに行くつもりで出てきたが、定期券とスマホ以外を忘れてしまった。
雨が降ってきてしまったので、傘を買うお金を借りたい。
緊急性がなく、交番で借りる以外に工面できる理由なら、借り入れを認められません。
交番以外に頼れる方法がないときにのみ使用しましょう。
交番でお金を借りるには条件がある
交番で借り入れするには、以下の条件を満たしていなければなりません。
- 非常時で金銭の用意が必要なこと
- 緊急性があること
上記すべてを満たし、初めて交番から融資してもらえます。
非常時とは、主にお金がなくて帰りのタクシーや電車を利用できない場面です。
財布やICカードが盗まれた、または落としたといった理由で帰宅できないときに利用できます。
怪我人がいて飲料水や応急処置道具を購入する、行方不明者の保護など、緊急性のある状況でも金銭は援助してもらえます。
非常時でもなく緊急に該当しないときは利用できません。
非常時でお金が必要な場合にのみ貸してくれる
交番で融資を受けられるのは、以下の非常時に該当する場面です。
- 外出先で所持金や財布などを盗まれた、またはなくした
- 怪我人の応急処置の必要がある
- その他公衆接遇を適用するべきと判断される
外出先で財布やICカードをなくすと、家に帰れずトラブルに巻き込まれる可能性があります。
口座に金銭が入っていても、キャッシュカードごと財布をなくせば引き出せません。
財布を紛失しどうしようもなければ、交番で融資してもらえます。
珍しい例ですが、怪我人の応急処置で金銭が必要なときも援助してもらえます。
- 本人が怪我人と救急車に同乗し帰るお金がないとき
- 包帯といった応急処置用品が必要なとき
警察の仕事や救助に協力したときにかかるお金は、交番で借りられます。
判断が難しいときは、事情を説明して相談しましょう。
交番は緊急性がなければお金を貸してくれない
緊急性がないと判断されると、交番からお金の融資はできません。
緊急性がない場面は、以下が挙げられます。
- 財布を紛失したが、他に現金やクレジットカードがある
- 交番以外で金銭を用意できる
- 家族や知人が迎えに来られる状況である
- 徒歩圏内に自宅があり帰宅できる
財布をなくしても、現金やクレジットカードがあればタクシーや使えます。
口座に金銭があれば、キャッシュカードを使って引き出せるので緊急性があるとは言えません。
他の方法でお金を用意できるなら、緊急性はないので融資は不可です。
例えば最近では、スマホ1つでカードローンの契約ができます。
本人確認書類を持っていれば、財布やキャッシュカードなしでも金銭を用意できます。
本人確認書類もなく、カードローンの申し込みもできない状態でなければ、交番で融資は受けられません。
家族や知人が迎えに来られる状況なら、交番を頼らなくても帰れます。
徒歩圏内に自宅があれば、交通手段を使わなくても帰れるため、交番がお金を出す必要はありません。
あくまで、交番で金銭を援助してもらう以外に、問題の解決方法がなければ利用できます。
公衆接遇弁償費が適用される事態でも、金銭を貸すかは交番の判断次第です。
無一文で本当に困っていても、貸してくれないケースがあります。
借りられないときは、警察官に代替案を聞いて対応しましょう。
警察官が個人的にお金を貸してくれるケースもある
公衆接遇弁償費に該当しない人でも、警察官が自分の意思でお金を援助してくれるケースがあります。
財布を忘れて自宅へ取りに戻れない人が、援助を受けた例もありました。
個人からの貸し付けでも、名目上は公衆接遇弁償費になります。
個人的に融資した警察官による警察署長への報告が必須なためです。
公衆接遇の実態を把握するために必要があるので、地域警察官等が個人の所持金を支出した場合は、その金額がたとえ少額であつても必ず支出報告により署長に報告すること。
引用:地域警察官等公衆接遇費の取扱いについて(例規通達)
融資の記録が残るので、必ず返済しなければなりません。
返済率の低さから借りにくくなっているのが現状
公衆接遇弁償費の大きな問題は、返済率が低いことです。
警視庁のデータを確認すると、約64%しか返済されていないと分かります。
貸出件数(交通費) | 1万6372件 |
---|---|
金額 | 752万0685円 |
返済された額 | 483万6320円 |
交通費としての貸出件数は1万6372件で、額も752万685円と多いです。
そのうち返された額は483万6,320円であり、約260万円が返済されていない計算になります。
大きい額が返ってこないため、制度の廃止を求める声も上がっています。
廃止された地域もあり、住んでいる地域の交番によっては融資を断られる現状です。
返済状況の悪さから、これまで以上に貸し付けを慎重に行っています。
以前よりも基準が厳しくなり、制度の利用対象者でも援助を受けられない可能性があります。
お金を借りられる交番一覧!東京都や神奈川にはある?
金銭の融資が可能な交番や借入限度額は、都道府県ごとに決まっています。
都道府県 | 借入限度額 |
---|---|
岩手県 | 500円まで |
北海道 群馬県 千葉県 東京都 |
1,000円まで |
山梨県 愛媛県 |
3,000円まで |
宮城県 京都府 |
10,000円まで |
大阪府 鳥取県 山口県 熊本県 |
警察官の所持金の範囲 |
石川県 | 必要最小限の額 |
上記以外の交番で金銭を援助してもらうのは難しいと考えましょう。
金銭を融資してくれる交番は東京都にありますが、神奈川県にはありません。
借入限度額は1,000円が基本で、多いところは3,000円、少なくて500円です。
警察の所持金の範囲内といった、相談次第で借入額が変わる県もあります。
宮城県や京都府の借入限度額は10,000円で、タクシー代や新幹線代といった高額な。
公衆接遇弁償費の対象地域では、運転免許試験場やパトカーでも援助が可能です。
交番でお金を借りる方法について手順に沿って紹介
交番でお金の援助を受けるには、以下の手順を踏む必要があります。
- 公衆接遇弁償費に対応した施設へ行く
- 金銭が必要な理由を話す
- 借受願書に記入する
- 公衆接遇弁償費を返しに行く
交番を始めとした、公衆接遇弁償費に対応した施設へ行きます。
施設へ着いたら、援助を受けたい旨と、金銭が必要な理由を話しましょう。
承諾を得たら借受願書に記入し、金銭を融資してもらいます。
融資されたお金は必ず返してください。
公衆接遇弁償費に対応した施設に行く
公衆接遇弁償費に対応した施設は、以下の通りです。
- 交番
- 警察署
- 鉄道警察隊分駐所
- 警ら用無線自動車
- 運転免許試験場
- 地域安全センター
交番で援助を受けるのがベターですが、付近になければ他の施設を利用しましょう。
行政機関もなければ、白バイやパトカーに乗っている警察官に相談できます。
パトカーや白バイへの相談でも、正当性が認められればその場で援助してくれる可能性があります。
困ったら近くに行政施設がないか確認し、なければ巡回中の警察官を探してください。
駅の交番でも問題ないので、迷った人は近くの駅へ行きましょう。
借り入れする正当な理由を話す
行政施設に着いたら、金銭が必要な理由を話します。
以下のように、緊急かつ正当性のある理由なら誰でも利用可能です。
- 財布をなくして家に帰れない
- 怪我をしている人の救護をしたい
- 行方不明者を保護したい
買い物をしすぎた、ギャンブルで金銭がなくなったといった理由では、交通費が足りなくても貸してくれません。
断られるからと言って、嘘の理由で援助を受ける行為は詐欺に該当するのでやめましょう。
外出先でやむを得ない金銭的な損失があったときは、積極的に相談してみるのも1つの手です。
財布の紛失が原因なら遺失届も一緒に提出する
財布をなくしたら、金銭の援助を受ける際に遺失届も一緒に提出してください。
遺失届では、以下を記載します。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 紛失した日時
- 紛失した場所
- 紛失した物品の種類と特徴
遺失届に書かれた情報を元に捜索されるため、なるべく詳しく書いてください。
なくした財布は、各都道府県警察のホームページにある、遺失物公表ページで捜せます。
3ヶ月以内に見つけないと所有権が拾った人に移るため、警察に捜索してもらいながら自分でも確認しましょう。
借受願書の各項目に記入してお金を借りる
警察から融資してもらう際は、借受願書の各項目に必要事項を記載してから提出します。
借受願書は借用書でもあり、警察が個人への融資を証明するために必要な書類です。
記入すべき項目は、以下の通りです。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 生年月日
- 日付
- 借りる理由
- 借りる希望額
- 指印
借受願書を記入し終わったら、本人の押印が必要です。
印鑑も一緒に紛失、または盗難されていると押せないので、借受願書は本人の指印でも代用できます。
借受願書の内容に偽りがあると寸借詐欺になる
借受願書の内容を偽ると、寸借詐欺になります。
寸借詐欺とは、財布を落としたり金銭がないと嘘をつき、援助を受ける振りをして騙し取る行為です。
第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
引用:刑法 | e-Gov法令検索
内容の偽りが意図的でなくても、人を欺く行為には変わりません。
交番から1,000円の援助を受けるためだけに、10年以下の懲役に処されるのはもったいないです。
借受願書に記載する内容は簡単なものなので、嘘がないよう丁寧に書きましょう。
公衆接遇弁償費の返し方は返済書と現金を持って借りた交番に行く
返済時は、返済書と現金を持って借りた交番へ行きましょう。
返済の催促や利息は発生しませんが、なるべく早く返せば警察も困りません。
借りたお金をいつまでも返さないと、寸借詐欺に該当します。
公衆接遇弁償費は少額の金銭を援助する制度です。
1,000円~10,000円ほどしか借りられないので、返済の負担も低め。
督促がなく忘れやすいため、遅くても1ヶ月以内に返しましょう。
遠くの交番で借りても最寄りの交番で返済できる
遠くの交番で融資を受けても、自宅または職場付近の交番で返せます。
公衆接遇弁償費のルールとして、他の交番でも返済できると定められています。
支出した弁償費の返済については、支出した警察署等又は交番等に返済させることを原則とするが、借受者の居住地が遠隔の場合等においては、その利便を考慮し、当庁管内の警察署等、交番等及び警ら用無線自動車に返済させることができる。
引用:公衆接遇弁償費事務取扱要綱の制定について
借りた場所まで返しに行くのが難しい人は、行きやすい近くの交番で返しましょう。
付近の交番で返すと、事実確認のため融資を受けた交番への連絡や、本人確認があります。
本人確認が終わり、お金の返済が受理されれば返済終了です。
交番だけでなく、白バイやパトカーでも返済手続きができます。
交番に行く時間が取れないときは、見かけた際に話しかけて返済に関する手続きをしてもらいましょう。
交番でお金を借りる前に知っておきたい注意点
交番で融資を受ける前に、以下の注意点を知っておくべきです。
- お金を返さないと逮捕される可能性がある
- 未成年でも親に連絡された上で貸付を行う
- 条件次第ではお金の融資が不可
- 1,000円までの融資に対応している
- 公衆接遇弁償費がない都道府県もある
交番で援助してもらったお金を返さないと、逮捕される可能性があります。
未成年でも援助を受けられますが、親に連絡が行きます。
条件次第では、お金は援助してもらえません。
基本的に、交番での貸し付けは1,000円までです。
公衆接遇弁償費がない地域では、相談しても借りられません。
借りたお金は返さないと逮捕される可能性がある
交番で借りたお金は、返さないと逮捕される可能性があります。
実際に、お金を返済せずに逮捕された例もあります。
島市内の理髪店で「熊本まで帰るための金を貸してほしい」などと言って現金1万円をだまし取ったとして自称土木建設業の男が逮捕されました。
引用:「熊本まで帰るためのお金貸して」寸借詐欺で男逮捕【佐賀県】|佐賀のニュース|サガテレビ
寸借詐欺とは、少額の現金を借りる振りをして騙し取る行為です。
交番で援助してもらったお金を返さないと、寸借詐欺に該当します。
交番で融資を受けた記録は残っているので、警察の行動次第では容疑者を逮捕できます。
人生を棒に振らないためにも、お金を交番で借りたら最終的に返しましょう。
未成年でも借りられるが親に連絡される可能性がある
未成年でも緊急性があれば借りられますが、親に連絡される可能性があります。
未成年は青少年育成保護条例の対象であり、本人の意思での契約を制限されているからです。
満18歳をもって成人とされ(民法4条)、17歳までを未成年者と言います。未成年者は、制限行為能力者とされ、その利益を保護するために、保護者などの法定代理人の同意を得ずにした契約は、未成年者自身又は法定代理人が取り消すことができます(民法5条)
引用:未成年者契約 | 法律基礎知識 | 消費生活情報 | 消費生活情報 あいち暮らしWEB
満18歳以上は成人と見なされ、17歳未満は未成年として扱われます。
親の同意がないとお金を受け取れないので、高確率で親に連絡されると考えましょう。
どうしても親にバレたくない人は、他の方法を利用しなければなりません。
遠すぎない場所なら、親に頼んで迎えに来てもらった方が怒られず済むかもしれません。
ICカードはあるけれどチャージするお金がないときは、最寄り駅の改札まで来てもらってその場でチャージすれば解決します。
一度親に連絡して、どうするべきか決めましょう。
条件によっては交番でお金を借りられない
借りる条件次第で、お金を借りられないケースがあります。
以下の条件だと借してくれない可能性が高いです。
- お金が必要な理由にトラブルが絡まない
- 現金を持っている
- 身内や知人が迎えに来られる
- 公衆接遇弁償費がなく交番側が貸せない状況にある
公衆接遇弁償費は、行政機関に毎月決まった額だけ配布されます。
月末までに資金が不足しても増額する処置はとらないため、援助される人が多いほど額が減っていきます。
正当性のある理由で援助を求めても、交番側の資金が不足していると事情があっても貸せません。
いつ行っても必ず借りられるわけではなく、月末が近いほど資金不足の可能性があります。
自力で解決策を見つけられないなら、相談のために交番へ行っても問題ありません。
基本的に交番で借りられる金額は1,000円まで
借りられる額は、基本的に1,000円までと決められています。
あくまでも交通費なので、高額なお金を借りる必要はありません。
公衆接遇弁償費の上限が500円~3,000円としている県もあります。
特に上限は決めておらず、警察官の所持金の範囲内で融資する県も。
制度は全国共通でなく、地域によって条件や金額が異なります。
制度の有無を含めて、対応している行政施設へ行って話を聞きましょう。
借りる目的によっては1,000円以上借りられる
トラブルが認められれば、決められている以上の金額を借りられる可能性もあります。
- 人の救護でガーゼや包帯が必要
- 旅行先で財布をなくし、帰るために飛行機代が必要
- 財布をなくした上に終電がなく、タクシーで帰らなければいけない
上記は少額の融資では足りないトラブルであり、柔軟な融資が許されます。
増額するかは交番にいる警察官でなく、施設に応じて以下の代表者が判断します。
警察署 | 警察署長 |
---|---|
警察本部 | 地域課長 |
自治体 | 企画課長 |
鉄道警察隊分駐所 | 鉄道警察隊長 |
運転免許試験場 | 運転免許試験場長 |
増額を判断できるのは、各行政機関のトップと言える人です。
上層部に伝達が届くまでに時間が掛かるので、高額なお金は交番ですぐに借りられません。
公共交通機関の時間や深夜料金を考慮して、早めに相談してください。
都道府県によっては公衆接遇弁償費に対応していない
公衆接遇弁償費が適応外で、お金を借りられない都道府県があります。
交番での融資に対応していない県は、以下の通りです。
- 青森県
- 秋田県
- 山形県
- 福島県
- 茨城県
- 栃木県
- 埼玉県
- 神奈川県
- 新潟県
- 長野県
- 静岡県
- 富山県
- 福井県
- 岐阜県
- 愛知県
- 三重県
- 滋賀県
- 兵庫県
- 奈良県
- 和歌山県
- 島根県
- 岡山県
- 広島県
- 徳島県
- 香川県
- 高知県
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 大分県
- 宮城県
- 鹿児島県
- 沖縄県
他すべての県に融資に関する制度が導入されているわけではありません。
公衆接遇弁償費は、警視庁に導入されている制度です。
警視庁は東京都のみの管轄であり、東京都でしか利用できません。
他の都道府県では、市民応接費や応急措置費といった別の制度で融資が可能です。
上にピックアップした県はお金を貸す制度自体がないため、お金を援助してもらうのが難しいです。
交番でお金を借りられなかったら他の方法を試そう
交番でお金を用意できなければ、他の方法でお金を用意しましょう。
お金を用意する手段は色々ありますが、中でもおすすめなのは以下です。
- 知人から援助してもらう
- 車で迎えに来てもらう
- 即日融資が可能な消費者金融を使う
- タクシーで送ってもらったあとにお金を払う
- 電子マネーをチャージして交通機関を使う
- キャッシュレスサービスを使う
- デジポットを利用して交通費にする
- 質屋から融資を受ける
負担を減らして帰る方法は、車で迎えに来てもらうか、歩いて帰るのがベストです。
返済の負担が掛かるものの、知人や消費者金融からお金を援助してもらうのも1つの手です。
電子マネーのチャージやキャッシュレスサービスといった、自分の力で解決する方法もあります。
知人にお金を借りて交通費として利用する
手軽にお金を手に入れるなら、知人からお金を恵んでもらう方法がおすすめです。
知人と一緒にいるなら、その場で交通費を借りる交渉ができます。
少ない額であるほど知人の負担も少なく、やり取りもスムーズです。
知人と一緒にいないなら、付近に住んでいる知人に電話で来てもらい、お金を借りる方法もあります。
お金の貸し借りが嫌いな人もいるため、必ずしも知人からお金を借りられるとは限りません。
事情を説明して、必ず返済するとメモを残して証拠にしましょう。
家族や知人に迎えに来てもらい家まで乗せてもらう
お金を借りずに解決したいなら、家族や知人に迎えに来てもらいましょう。
お金の貸し借りが発生せず、対人関係を保ったまま解決できます。
迎えに来られないほど遠くにいると、距離的に断られる場合も。
ある程度付近にいるときの手段として覚えておきましょう。
迎えに来てもらったら、後日ガソリン代やお礼としていくらか支払うと、相手にも好印象です。
スマホで即日融資が可能な消費者金融に申し込み融資してもらう
スマホで即日融資可能な消費者金融に申し込み、融資してもらうのも1つの手です。
消費者金融によっては、スマホだけで申し込みから融資まで行えます。
スマホアプリなら、保険証や運転免許証を撮影して書類提出が可能です。
契約が成立すれば付近のATMでお金を引き出し、交通費にできます。
金利が掛かるので、借りた額よりも返す額の方が多くなる点は覚えておきましょう。
申し込みから最短1時間で融資してもらえる可能性があるカードローンとして、レイクを紹介します。
申込条件 | ・満20歳以上70歳以下の方で安定した収入のある方 ・国内に居住している方 ・日本の永住権を取得している方 |
---|---|
借入限度額 | 1万円~500万 |
金利 | 年4.5%~18.0%※1 |
審査時間 | 申込後、最短15秒で審査結果表示 審査結果の連絡対応時間 平日・土曜日:9時~21時 日曜日:9時~19時 |
融資時間 | Webで最短25分融資も可能※2 |
即日融資 | 即日融資も可能 |
申込可能年齢 | 20~70歳 |
無利息期間 | 30日間無利息※3 60日間無利息※4 180日間無利息※4 |
注釈を開く
※1 貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります
※2 21時(日曜日は18時)までのご契約手続完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込が可能。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※3 Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※4 Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
※4 初めてなら初回契約日の翌日から無利息
※4 無利息期間経過後は通常金利適用
※4 30日間無利息、60日無利息、180日間無利息の併用不可
※4 ご契約額が200万円超の方は30日間無利息のみになります
※4 180日間無利息は契約額1万円~200万円までで、対象額は借入額の5万円まで
レイクは、審査時間がお申込後最短15秒で審査結果表示、Webで最短25分融資も可能なカードローンです。
交通費がなく、1時間以内にはお金が必要な人にも向いています。
条件に応じて、一定期間の無利息期間が発生します。
交通費の援助を受けるだけで利息分は払いたくない人におすすめです。
タクシーで家まで送ってもらいお金を持ってきて払う
家にお金がある人は、タクシーに家まで送ってもらったあとに料金を支払いましょう。
- タクシーに乗るか電話で呼ぶ際に、「今は金がなく家に帰ってから払える」旨を伝える
- 運転手が了承したら乗って利用する
- 家からお金を持ってくる際、担保としてスマホやカバンを車内に置いていく
- 運転手にお金を払い、担保として預けたアイテムを持って帰る
運転手によっては、家からお金を持ってくるといって払わないのではないかと用心します。
事前に許可を得た上で、家からお金を持ってくる際に貴重品を車内に置いていくのがベストです。
家からかなり遠い位置からタクシーで帰ろうとすると、かなりの料金になる場合も。
出費を抑えたい人は、知人が住んでいる家までタクシーで行き、知人から借りたお金を交通費にして帰る方法もあります。
電子マネーをチャージして交通機関で帰る
電子マネーをチャージして、交通機関で家に帰る方法があります。
電子マネー系アプリも、Apple StoreやGoogleストアからダウンロードするだけです。
Suicaのアカウントを取得してクレジットカードを登録すれば、電子マネーのチャージが可能です。
チャージした電子マネーで、電車やバスに乗って帰れます。
クレジットカードをなくして登録できないと、電子マネーのチャージはできません。
クレジットカードだけは手元にある、またはスマホにクレカの情報が登録されている人は、アプリをダウンロードしましょう。
キャッシュレスサービスを使って交通費を補う
キャッシュレスサービスを利用して交通費を補うのも1つの手です。
交通費を補えるキャッシュレスサービスとして、LINE PayやPayPayが上げられます。
どちらも残高をコンビニATMで出金し、現金として受け取れます。
ATMのQRコードを読み取り、引き出す額を入力するだけです。
チャージされていた電子マネーを現金にする仕組みなので、お金の貸し借りも発生しません。
スマホ決済に残高がある人は、コンビニATMから引き出しましょう。
交通系ICカードを解約してデジポットを得る
交通ICカードを解約すれば、各エリアにて500円分のデジポットが払い戻されます。
デジポットの払い出しに対応しているカードは以下です。
- Suica
- PASMO
- Kitaca
- ICOCA
- SUGOCA
- TOICA
- manaca
- CI-CA
- PiTaPa
デジポットの払い出しには本人確認書類が必要で、運転免許証や保健所を紛失していると実践できません。
解約後に交通ICカードを使い続けたければ、再度契約する手間が生まれます。
デメリットを考えると、最後の手段と言える方法です。
持っている物品を担保にして質屋からお金を借りる
質屋は、持っている物品を担保に融資を受けられます。
質屋でお金を借りるために預けた物品は、1~3ヶ月以内の返済で返却してくれます。
質屋によって金利が異なるものの、須賀質店を例に挙げると以下の通りです。
借りる金額 | 100万円以上 | 30万円以上100万円未満 | 10万円以上30万円未満 | 10万円未満 |
---|---|---|---|---|
利息(月利) | 1.2% | 1.5% | 1.8% | 2.3% |
交通費として1,000円借りたとしましょう。
1ヶ月以内であれば、1,023円返せば大丈夫です。
交番でお金を借りる際によくある質問の回答
交番で融資を受ける際によくある質問を、回答形式で紹介します。
- 公衆接遇弁償費の利子や担保、返済期限について
- 財布を忘れてもお金を貸してくれるか
- 公衆接遇弁償費は将来的に廃止されるか
公衆接遇弁償費には利子や担保がなく、返済期限も設けられていません。
財布を忘れたときにお金を貸してくれるかは、緊急性次第で決まります。
公衆接遇弁償費は、将来的に廃止される可能性がある制度です。
公衆接遇弁償費の利子と担保や返済期限は?
公衆接遇弁償費には、利子や担保がありません。
緊急時に融資を受ける制度だからです。
返済期限も設けられておらず、好きなタイミングでお金を返せます。
催促もなく、悪く言えば返さない人が多い制度なのも確かです。
返す義務はあるので、公衆接遇弁償費を借りたら必ず返しましょう。
財布を忘れただけでもお金を貸してくれる?
財布を忘れても、緊急性次第では公衆接遇弁償費が適用されます。
基本は、財布の紛失や盗難において適用される制度です。
本当であれば、財布を忘れただけではお金を貸してくれません。
財布を忘れて帰宅できないといった、緊急性次第では貸してくれる可能性があります。
公衆接遇弁償費の対象でも融資しない場合があり、財布を忘れただけでは借りられない可能性もあります。
各交番の警察官が判断するので、どうしても困っているなら相談しましょう。
公衆接遇弁償費は将来的に廃止されるって本当?
公衆接遇弁償費は、現時点で廃止の発表はありませんが、借りた人の返済率が低めです。
返済率の低さが予算を圧迫しているのも確かです。
このまま続けても赤字にしかならず、将来的に廃止になっても仕方ない制度。
制度を廃止させないためには、全員が借りたお金を返さなければなりません。