未成年がお金借りる方法はある？16歳・17歳・18歳の高校生でも親を頼らず借入できる選択肢

2022年4月1日からの成年年齢引き下げに伴い、元未成年だった18歳や19歳は借入先の選択肢が広がりました。

未成年でも法律上はお金を借りられますが、成人している人に比べるとお金を借りる自由度に欠けます。

利用したいと思っても借りられないローン商品もあるため、未成年はより綿密に借入先を選ばなければなりません。

今回は、未成年がお金を借りる方法について紹介。

借入先の選択肢が少ない未成年でもお金を得られるよう、稼ぐ方法も解説します。

未成年がお金を借りるのは法律上OK

法律上は、未成年がお金を借りても問題ありません。

ローン契約は民法で制限されているだけで、禁止されていないからです。

未成年がローン契約できるのは、未成年を理由にローン契約を禁止すると、年齢での差別に繋がるため。

年齢による差別は日本国憲法に違反するため、未成年でもローン契約ができる状況になっています。

国が認めているため、未成年がお金を借りても逮捕などの処罰を受ける心配はありません。

とはいえ、成人がお金を借りるときよりも制限が厳しく、条件も多く追加されます。

未成年でお金を借りたいと考えている人は、勝手に契約するのではなく、ルールを確認して保護者と一緒に手続きを行いましょう。

未成年がローンを契約するには親の同意書が必須

未成年がローンを利用する際は、親の同意書がないと契約できないルールです。

親のサインや印鑑がなければ、同意書として認められません。

未成年が親の同意を必要とする理由は、成人と比べてローンに関する経験が貧しく、十分な判断を下せないとされるため。

親の同意なしでローン契約を行えるのは、18歳になってからです。

未成年でローン契約をしたいときは、必ず保護者に相談して承諾を受けてからにしましょう。

同意書は、保護者の直筆でなければなりません。

保護者のふりをして勝手に同意書を作成すると、文書偽造で罪に問われる可能性があります。

非常にリスクが高いので、同意書は捏造せず、必ず保護者に作成してもらいましょう。

親が経営している会社を引き継いでも自分名義のローン利用が可能

親が経営している会社を引き継いだ人は、未成年でも成人として認められます。

会社を引き継いでも、未成年として扱われると、親の同意なしには取引や契約ができなくなってしまいます。

会社経営で不自由しないよう、会社を引き継いだ人は成人として扱われます。

未成年の状態で親の会社を引き継ぐケースは稀で、該当する人は少ないです。

親の会社を引き継いだ、または経営に携わっている未成年は、一度借り入れしたい金融機関に相談してください。

最終的に貸し付けをするかは、金融機関の審査や判断に委ねられます。

金融機関によって貸し付けの可否が異なるため、窓口で相談するのが確実です。

未成年者取り消しが原因で未成年がお金を借りにくい状況になっている

未成年がローン契約時に制限を受けるのは、未成年者取り消しが関係します。

未成年者取り消しとは、法定代理人の同意を得ずに契約した際に、契約を取り消せる法律です。

例えば、未成年者が100万円をローンで借りて、途中から返済が難しくなったとします。

通常なら契約の取り消しが認められずに完済する義務が発生するものの、未成年なら返済途中でも契約解除が可能。

100万円を一切返済せずに契約解除されると、金融機関側は100万円の損失が出ます。

損失を負わないために、未成年者に融資を行わない金融機関が多い現状です。

実際に消費者金融や銀行カードローンのほとんどは、18～20歳からを申し込み年齢条件としています。

未成年でもお金を借りられる方法8選

未成年でもお金を借りる方法はありますが、成人年齢の引き下げに伴って、未成年が借りられる方法はごく少数になりました。

法改正で成人となった18歳や19歳は自分の意思でローンを組めるようになり、選択肢が広がっています。

18歳や19歳も含めて、若い世代が借りられる方法は以下の通りです。

18歳や19歳がローンで借りるなら、学生ローンや消費者金融、ろうきんカードローンが挙げられます。

どれも利用目的を問わず、自由にお金を使えるのが特徴です。

奨学金制度を使って借りる方法もありますが、利用用途に制限があります。

未成年がお金を借りるなら、親や知り合いを頼るのが一番です。

借り方別の特徴を確認し、自分に合った方法を選びましょう。

18歳以上なら親の同意なしで学生ローンを利用できる

18歳～19歳なら学生ローンで借りられ、親からの同意は必要としません。

学生ローンは、学生を対象に融資を行うサービスです。

借りたお金の利用目的は問わず、以下のように幅広い用途で利用できます。

学生ローンは総量規制の対象で、年収の3分の1を超える借り入れはできません。

学生ローンの借入限度額は50万円が目安で、50万円を借りるには年収150万円を稼ぐ必要があります。

月収にして12万円ほど必要で、学業と両立しながらバイトで稼ぐのは難しいです。

借りられる金額は多くても10万円程度と考えましょう。

学生ローンの中では、カレッジやマルイがおすすめです。

	カレッジ	マルイ
おすすめポイント	・全国のセブン銀行ATMでキャッシング可能 ・審査から融資までが電話で完結 ・バイト先への在籍確認が原則なし	・審査が最短30分で完了 ・社会人になっても返済を継続できる ・学生時は利息のみの返済が可能

カレッジは、全国対応の学生ローンです。

コンビニのATMでお金を借りられるので、融資を受けるために遠出する必要がありません。

アルバイト先への電話による在籍確認も原則なく、バイト先に学生ローンの利用がバレたくない人に向いています。

手数料が完全無料なので、お金がない学生でも余計な出費を控えられます。

マルイは、学生ローンの中でも大手です。

マルイの上限金利は通常17.0%前後ですが、初めての利用で35万円以上借り入れすると15.9%以下で融資を受けられます。

スマホ完結かつ最短30分で審査が完了するので、手続き方法も手軽で素早く結果が分かる学生ローンを探している人に打って付け。

融資されたお金は社会人になってからも継続して返済できます。

学生のときは利息だけ返済し、社会人になってから元金を返済する利用方法も可能です。

すぐお金を借りたい18歳以上は消費者金融がおすすめ

即日でお金を借りるなら、消費者金融がおすすめ。

消費者金融には、18歳以上から融資を受けられる商品もあります。

大手消費者金融はほとんどが即日融資も可能で、すぐお金を用意したい人に向いています。

無利息期間のある商品が多いのも特徴です。

無利息期間とは、融資されたお金に対して利息が掛からない期間を指します。

無利息期間は30日が目安で、1ヶ月以内に返せば利息0の返済を実現できます。

10万円を1ヶ月で返すと仮定し、発生する利息を見てみましょう。

無利息期間（30日）	30日以内に返済する際の利息
あり	0円
なし	1,500円ほど

消費者金融の上限金利目安18.0%が適用されると、1,500円程度出費を抑えられます。

お得な返済を実現したい人は、無利息期間付きの消費者金融を選びましょう。

20歳からが申し込み可能としている消費者金融が多い中で、プロミスなら18歳から申し込めます。

借入限度額	1万円～500万円 (新規契約時点では融資上限50万円)
金利	4.5％～17.8％ ※新規契約の方が対象となります。
即日融資	即日融資も可能
申込可能年齢	18～74歳 ※申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。 ※高校生（定時制高校生および高等専門学校生も含む）は申込いただけません。 ※収入が年金のみの方もお申込みいただけません。
無利息期間	即日融資も可能 ※お申込みの時間帯によって、当日中のご融資ができない場合があります。

19歳以下に該当する人は、以下の収入証明書1点が必要です。

上記の証明書は、最新の書類でなければなりません。

バイト先や役場などで発行できるので、時間があるときに発行依頼しましょう。

消費者金融の上限金利は18.0%ほどですが、プロミスは0.2%低い17.8%での利用が可能。

金利	30万円を1年で返済するときの利息
18.0%	30,000円ほど
17.8%	29,000円ほど

30万円を1年で返すケースでは、利息を約1,000円ほど抑えられます。

18歳から申し込めるカードローンを探している人はもちろん、利息をなるべく抑えたい人にもおすすめです。

クレジットカードは高校卒業後から作れる

高校を卒業した18歳以上なら、クレジットカードを作れます。

クレジットカードによってはキャッシング枠が付いており、10～30万円前後の範囲で自由に借り入れが可能です。

キャッシング枠とは、クレジットカードで現金を借りるときの限度額です。

キャッシング枠の目安は、年収に応じて変わります。

年収	キャッシング枠
～150万円	～30万円
～300万円	～50万円
～400万円	～150万円
500万円前後	～300万円
1,000万円以上	100万円以上

高校卒業したてでアルバイトが収入源だと、年収150万円以内に該当するケースがほとんど。

よって、高校卒業してクレジットカードを作ると、30万円未満のキャッシング枠を利用できると考えられます。

クレジットカードのキャッシングも総量規制の対象なので、30万円借りるには90万円の年収が必要です。

ただし高校卒業後大学生や短大生になると、キャッシング枠が低くなる可能性も。

例えば学生専用ライフカードは、キャッシング枠の上限が10万円です。

なるべく多く借りたい人は、バイトの掛け持ちなどをして収入を増やしましょう。

高校生を除き、18歳から利用できるクレジットカードのおすすめは以下です。

	三井住友カード（NL）	JCB CARD W	エポスカード
おすすめポイント	・VISAのタッチ決済を利用できる ・ナンバーレスでセキュリティー面も安心	・最短5分でカード番号を発行できる ・アプリで利用状況を可視化できる	・270万円の海外旅行損害保険付き ・選べるデザインが多い

いずれのカードを選んでも、年会費無料で利用できます。

三井住友カード（NL）は、VISAのタッチ決済ができ、ショッピング時の利便性に優れています。

ナンバーレスなので、番号の盗み見が心配な人にも打って付け。

JCB CARD Wはカード番号の発行が最短5分で、すぐにクレジットカードを使いたい人に向いています。

エポスカードは270万円の海外旅行損害保険が付くので、よく旅行する人ほど重宝します。

選べるデザインも豊富なので、見た目を意識したい人にピッタリです。

生活スタイルに合わせて、自分に向いたクレジットカードを発行しましょう。

働いている人ならろうきんカードローンを利用する手もある

働いている人なら、ろうきんカードローンを利用してお金を借りられます。

ろうきんとは、労働組合と生活協同組合が運営している金融機関です。

ろうきんは働く人同士が助け合う組織で、営利目的ではありません。

営利目的の消費者金融や銀行カードローンより、審査に通過しやすい可能性があります。

ろうきんカードローンの限度額は最大500万円ですが、申込者の収入などを審査して融資額が決まります。

ろうきんカードローンは18歳から利用できるものの、収入の関係で満額借りるのは難しいです。

働いていても、17歳以下は利用できません。

ろうきんは13種類あり、住んでいる場所によって利用できる商品が異なります。

ろうきんの種類	利用できる地域
北海道ろうきん	北海道
東北ろうきん	・青森県 ・岩手県 ・宮城県 ・秋田県 ・山形県 ・福島県
中央ろうきん	・茨城県 ・栃木県 ・群馬県 ・埼玉県 ・千葉県 ・東京都 ・神奈川県 ・山梨県
新潟ろうきん	新潟県
長野ろうきん	長野県
静岡ろうきん	静岡県
北陸ろうきん	・富山県 ・石川県 ・福井県
東海ろうきん	・愛知県 ・岐阜県 ・三重県
近畿ろうきん	・滋賀県 ・奈良県 ・京都府 ・大阪府 ・和歌山県 ・兵庫県
中国ろうきん	・鳥取県 ・島根県 ・岡山県 ・広島県 ・山口県
四国ろうきん	・徳島県 ・香川県 ・愛媛県 ・高知県
九州ろうきん	・福岡県 ・佐賀県 ・長崎県 ・熊本県 ・大分県 ・宮崎県 ・鹿児島県
沖縄ろうきん	沖縄県

上記を参考に、自分が利用できるろうきんを確認しましょう。

進学目的でお金を借りたいなら奨学金制度が利用できる

進学目的でお金を借りたい人は、奨学金制度を利用できます。

奨学金とは、事情により経済的に余裕がなく、進学する際にお金が必要な学生に向けて学費を給付したり貸したりする制度です。

奨学金制度は、主に以下の3種類があります。

奨学金の種類	詳細
給付型奨学金	お金をもらう形で援助を受ける
貸与型奨学金（無利子）	返済の必要があるものの無利子
貸与型奨学金（有利子）	返済の必要があり有利子

給付型奨学金は、融資ではなく給付なので、お金を受け取っても返済する必要がありません。

一方で貸与型奨学金は、無利子と有利子の2種類があります。

利子の有無は選択できず、家庭環境や親の収入によって決定されます。

奨学金の中には、以下の用途に限定されているものも。

奨学金によっては利用用途自由で、生活費や娯楽に使えるものもあります。

奨学金を送る機構や学校により異なるので、事前にチェックしましょう。

用途が限定されているものの教育一般貸付でもお金を借りられる

用途は限定されますが、教育一般貸付でもお金を借りられます。

教育一般貸付は日本政策金融公庫取によって取り扱われている、国が提供する教育ローンです。

原則学生本人ではなく保護者が申し込むローンのため、保護者と相談して利用するか決めましょう。

教育一般貸付は小学校から大学まで幅広い学校に利用でき、未成年の進学資金としても借入可能です。

一方で、以下の用途で利用するのが推奨されています。

教育一般貸付では、1度の申し込みで直近1年分の費用を融資されます。

娯楽などに使うと、費用が足りずに学費が払えなくなる恐れもあるので控えるべきです。

申し込める金額は最大350万円まで、自宅外通学や海外留学に該当する人なら450万円まで借りられます。

最終的には返済が必要なため、今後を考えて教育一般貸付を利用しましょう。

審査なしでお金を借りるなら親や知り合いを頼ろう

審査なしでお金を借りたい未成年は、親や親戚を頼るのも手です。

審査だけでなく金利も発生せず、ほかの方法よりも返済の負担を抑えられます。

で融資を受けた際は、必ず返しましょう。

返さないと人間関係の悪化に繋がり、最悪のケースでは絶縁される恐れもあります。

返済の意思を伝えるため、借りる際に以下を行ってください。

返済するお金の用意方法や返済日を設定するだけでも、返済の意思をある程度は伝えられます。

関係を壊さないよう誠実に対応するなら、借用書を用意しましょう。

借用書はお金の貸し借りを証拠付ける書類で、借りたお金よりも高い金額の返済を防ぐ効果があります。

自分が返済しなければ裁判で借用書を証拠にできるので、返済をしないとリスクを被る意味でも返済の意思が強まります。

借用書は通販で購入できるので、徹底したい人は用意しましょう。

正社員なら17歳でも従業員貸付制度を利用可能

正社員であれば、17歳でも従業員貸付制度を利用できます。

従業員貸付制度とは、勤務先からお金を借りる制度です。

福利厚生に分類される制度なので、利用する際の抵抗が少ないのも特徴。

従業員貸付制度は前借りではないため、利用しても翌月以降の給料に影響は及びません。

従業員貸付制度を利用する前に覚えておきたいのは、以下の点です。

従業員貸付制度は、特別な用事やトラブルで急にまとまったお金が必要になったときに利用するのが基本です。

会社によっては生活費や娯楽目的での利用を禁じているところも。

会社の従業員貸付制度について説明を受け、納得したら利用するのがベストです。

未成年でもすぐにお金を用意できる方法5選

借りるのに抵抗がある未成年は、稼いでお金を手に入れましょう。

生活保護は稼ぐ方法ではありませんが、返済しなくてもいいのがメリット。

働けるなら、日払いのアルバイトやクラウドソーシングを利用する手もあります。

フリマアプリは、不用品を処理しながらお金を手に入れられるのが特徴。

動画配信サービスは、投げ銭や広告収入で稼げるのがポイントです。

自分にできる方法を選んで、必要なお金を用意しましょう。

未成年で生活が困窮しているなら生活保護を検討する

生活保護には年齢制限がなく、16歳や17歳でももらえる可能性があります。

生活保護とは、生きる上で必要最低限のお金を国から援助してもらう制度です。

年齢や属性は関係なく、全国民に申請する権利があります。

受給できる金額は本人の収入や自治体により異なるものの、10万円前後もらえるケースがほとんどです。

生活保護を受けるには、以下の条件を満たさなければいけません。

上記1つでも当てはまらないと、生活保護は受給できません。

すべて当てはまる人は、親や身内からの援助を受けられない関係で、未成年でも同意書なしで受給できます。

生活保護でもらったお金は、足りない生活費を補う目的で利用するのが基本です。

娯楽やお小遣い目的では利用できません。

生活保護は原則世帯単位で利用する制度なので、保護者がいる未成年は保護者が申請者になります。

生活が厳しいレベルでお金に困っているなら、保護者と相談して生活保護を申請しましょう。

すぐにお金が必要な未成年は日払いのアルバイトで稼ごう

すぐにお金が必要な人は、日払いのバイトで稼ぎましょう。

日払いのバイトは、働いたその日に給料をもらえるので、急な出費にも対応できます。

未成年でも取り組める日払いバイトの例は、以下の通り。

日払いバイトで稼げる給料は、1万円～1.5万円が相場です。

1日だけ契約して働くため、長期的に働くのに抵抗がある人にもおすすめ。

既に何かのバイトをしている人が、シフトや収入を増やす目的で利用する手もあります。

日払いバイトは上記のようなアプリでも探せるので、時間がある人はインストールしましょう。

ただし高校に通っている未成年は、学校の決まりでバイトが認められない可能性も。

学校のルールも確認して、必要であれば許可を取った上でバイトをしましょう。

保護者の同意があればフリマアプリで不用品を売れる

18歳未満でも利用できるフリマアプリで不用品を売り、お金を稼ぐ方法があります。

フリマアプリは、ユーザー間で商品の売買ができるアプリです。

リサイクルショップと違い自分で値段を付けて出品でき、売り方によっては大金を手にできます。

アプリによりますが、商品が売れてから自分の口座に振り込まれるまでに1日以上の時間を要するため、即日でお金を用意する手段としては不向きです。

フリマアプリは18歳以上からの利用ですが、以下のように18歳未満でも利用できるアプリがあります。

とはいえ上記アプリで出品するには、親権者の同意が必要です。

親の同意を得てから、フリマアプリで出品しましょう。

未成年でも登録できるクラウドソーシングがある

年齢制限を満たしている人は、クラウドソーシングで仕事するのもおすすめ。

クラウドソーシングとは、ネット上で仕事の発注や受注を行える場です。

クラウドソーシングの中では、クラウドワークスやランサーズが人気。

クラウドソーシングで受注できる仕事は、以下が挙げられます。

発注者が用意したマニュアルを読みながら作業できるので、スキルがない人でも仕事できます。

業務が完了すれば、発注者が提示した金額を報酬としてもらえる仕組みです。

仕事をこなしていくほど実績が多くなり、より報酬が高い案件にも挑戦できます。

クラウドソーシングは、18歳から利用できるサイトがほとんどです。

未成年が利用できるクラウドソーシングは、以下の通り。

未成年が登録するには保護者の許可が必要なので、許可を得た上で仕事を受注しましょう。

動画配信サービスの投げ銭や広告収入で稼ぐ方法も

動画配信サービスでも、投げ銭や広告収入で稼げます。

投げ銭とは、生配信中に視聴者からもらえるチップのようなもので、お金として受け取れます。

動画配信における広告収入は、動画や生配信に広告を掲載し、視聴数やクリック数、購入数に応じて利益が発生するシステムです。

1つのサービスを通して2つの方法で稼げるのが、動画配信サービスの魅力。

ただし、投げ銭や広告収入は、18歳未満は利用できません。

保護者の許可が取れるなら、保護者のアカウントを通して収益化する方法もあります。

動画配信サービスの中では、今最も人気と言っていいYouTubeがおすすめです。

YouTubeなら動画投稿だけでなく生配信も簡単に行えますが、動画配信で稼ぐには視聴者やファンの獲得が必須。

動画配信の初日など、見てくれる人がほとんどいない状態では稼げません。

数ヶ月から数年継続してファンを増やし、広告を見る人や投げ銭してくれる人を獲得する必要があります。

動画投稿や生配信を趣味にしながらお金を稼ぎたい人におすすめです。

未成年がローン契約を結ぶ前に注意すべきポイント

未成年がローン契約を結ぶ際は、以下の点に気をつけるべきです。

未成年は審査で不利になるからと、年齢を偽ってはいけません。

嘘の年齢で契約してしまうと、契約を取り消せなくなってしまいます。

成人の有無を問わず、収入がない人は審査に通過する可能性が低いです。

どこからも借りられないからと、違法業者を利用するのも避けましょう。

安全に融資を受けるため、正規の業者を利用してください。

年齢を偽ってローン契約を交わすと取り消せなくなる

ローン契約をする際に、年齢を偽るのは避けましょう。

未成年は、未成年者取り消しによりローン契約を解除できます。

一方で例外があり、嘘の年齢でローン契約すると解除できません。

1度契約してしまうと、親が金融機関に問い合わせても契約解除は不可です。

融資されたお金の返済義務が発生するため、今後に影響します。

18歳から利用できるローンを契約するために年齢を偽ったとしても、本人確認書類でバレます。

虚偽申請をすると信用を失い、成人してから再度申し込んでも借りられない可能性が高いです。

ローンに申し込むなら、正確な年齢を伝えましょう。

未成年がローン契約するときは、同意書に親のサインが必要です。

親がサインしてくれないからと自分でサインして提出すると、詐欺罪になります。

未成年でも、10年以下の懲役が課せられる可能性もあります。

家族や知り合いが通報しなくても、金融機関側が怪しいと判断すれば許可なしで連絡するケースも。

偽造が発覚したときのリスクが大きいので、同意書のサインは親にしてもらいましょう。

未成年で収入がない人は審査に通過できない

未成年や成人を問わず、収入がない人は審査に通過する可能性が低いです。

カードローンは、安定した収入を得ている人にのみ融資を行います。

安定した収入とは、毎月決まった額を得ている状態です。

パターン	収入状況
A	毎月10万円を得ている
B	年に6ヶ月だけ30万円を得ている
C	収入がない

上記で審査に有利なのは、パターンAです。

年収はBが一番多いものの、収入を得ていない月があるため審査では低評価です。

カードローンの返済は、毎月行うもの。

収入を得ていない月があると、その月の返済が困難になる恐れがあり、カードローン側は融資を即決できません。

年収が少なくても毎月決まった給料を得ているAの方が、審査で良い印象を与えられます。

安定した収入を得ていない人は、バイトを始めて毎月給料を得ましょう。

未成年にも無条件で貸し付ける違法業者を利用するのはNG

年齢的にどこからも借りられなくても、違法業者を利用するのはNGです。

違法業者は、以下のような言葉で未成年への利用を促します。

違法業者ならお金を借りられるものの、借りた後を考えると利用するべきではありません。

違法業者は法に縛られていないため、法外な金利での返済を要求します。

10万円借りたはずなのに、返済総額が短期間で100万円以上になる可能性も考えられます。

返済してもしきれないほど利息が膨らみ、人生が悪い方向に行ってしまう人も少なくありません。

どれだけお金を借りたくても、違法業者は絶対に利用してはいけません。

国に認められた正規の業者や制度を利用しましょう。

正規の業者は、以下の方法で確認できます。

借り入れを申し込むときは、慎重に申し込み先を選びましょう。